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Author:ちっぽ
24歳になったばかり。

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からっぽ
「早く元気にならなきゃね、じいちゃんもそれを願ってるよ」とか、
「泣くな、泣いたらじいちゃんが悲しむよ」とか言われることが多かった数週間。


本当にそのとおりなんだよね。
でも、なかなかうまくいかないこの現実。


時間が経てば大丈夫になるかなって思ったけど、意外とそうでもなくて、
時間が経つほど事実からも遠ざかってくるようで、夢なんじゃないのかと思ってしまったりして、
そのたびに、そうじゃなくって現実なんだと思ってしまうからか、
余計に泣けてきたりする。


でも明日から仕事が始まれば、そうも言ってられないんだよね。
教員としての自分を演じなきゃいけない。
きついけど、これが社会人なんだろうなあ。


今思えば、前年度は本当にすてきな1年間だったって思うけど、
去年の今頃も、やっぱりそれなりに悩んでたっけ。
その前ももっと前も・・・いつも春は悩んでばかり。
環境の変化に弱いなってことに気づかされた。


慣れたら、このからっぽさも少しは満たされてくるのかな?
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憧れの人
歓送迎会のあと、ずーっと憧れてた先生とデート(?)した。
先生からの誘いってのがまた嬉しかった。


お酒もだいぶ入ったあとだったので余計に夢心地だったけど、
先生との1時間は本当に幸せすぎて仕方なかった。
ただケーキを食べて、話して、家まで送ってもらっただけなんだけどね。


先生は、嘘をつかないまっすぐな人だから、
あのときくれた言葉は全部ほんとのことなんだと思う。

だからこそ嬉しくて仕方がなくて、しばらくはそのことを思い出しては元気になれた。
辛いこととか嫌なことがあっても、先生の笑顔が思い浮かんで、自分も笑顔になれて、
それで1週間乗り切った感じ。


2週間経とうとしてるけど、段々現実味が薄れてきて、本当にあったことなのか時々不思議に思うこともある。
それだけ、信じられないというか、嬉しすぎる出来事だったんだろうなあ。


ちょうど2まわりも歳が離れている、既婚者の人にときめくことがあるとは思わなかったな。
自分には不倫なんてありえねーとか思ってたけど、あの1時間はそういうのもありえるのかもしれないなってちょびっとだけ思った。
独身だったら、間違いなく好きになってた人だと思う。
独身だったら、間違いなくプロポーズしてたとそれまでもそのときも言ってくれたけど、、、ほんとかなー。
だったらうれしいな。


喫茶店から家までの帰り道は、よっぱらった勢いもあってか、お互い恋人気分だった。
ほんの数分だけのシンデレラみたいな感じ?
相合傘と腕組み、子どもたちが見たらきっとわめくだろうな。


でも、おおげさかもしれないけど、先生とは相思相愛だったんだなって思えた時間だった。
それまでは私の憧れの一方通行かなーなんて思ってたけど、そういうわけでもなかった・・・って感じだった。
同じクラスで1年間やってこれて、互いのことを大切に思える関係になれたことは、何よりも嬉しい。



「僕にとって大切な人だから、絶対幸せになってね。」
と言ってくれた先生は、いつもの先生とはちょっとだけ違った。



こんなことがあったからといっても、もう同じようなことはないだろうし、
先生に会う機会もあるのかどうかわからない。
これ以上進展することがないからこそ、先生もそれだけのことを言ってくれたんだろう。

私は私で、先生への想いはこれからもずっと変わらないから、それを原動力にしていけたらいいなーと思う。
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あっというまに
気がついたらもう4月も終わる。

3〜4月にかけて、大好きな人たちとのお別ればかりだった。

生きているうちは、「会わない」と思うまでは会える。
生きている人には会えるから、今でもたっくさんの元気をもらってる。
主に、小学校や吹奏楽部の子どもたちから。
場所は違うけど、あの子達も頑張ってるから頑張ろうって思える。


でも、死んだ人にはもう会えない。
祖父が死んでしまったことは、今でも整理しきれない問題。
小学校の離任式でありあまるほどのパワーをもらって、少し元気になれたけど、根本的なところはまだだめなんです。


時が解決してくれる・・・っていうけど、なかなかそうはうまくいかないか。
だって、まだ1ヶ月前には生きてたんだもんね。
1ヶ月前には、死ぬだなんてこれっぽちも思ってなかったんだもんね。
それはきっと、私も家族も、祖父自身も。
その数日後に急展開するだなんて、思ってもみなかった。


遺品を漁ってたら、たくさんの写真がでてきたので、気に入ったものだけこっちに持ってきた。
それを昨日ふと見たら、祖父の笑顔しか思い出せなくて、泣けてきた。
こんなに鮮やかに記憶に残ってるのになんでもういないんだろう、なんでもう話せないんだろう。
やりきれない思いと一緒に、涙があふれてくる。

でも、泣くのはもうひとりのときだけ。
学校に行けば、やることまみれ・生徒だってたくさんいるから、とにかく笑顔でがんばろうとしてる。


精一杯でも追いつかなくて、毎日自分と反省会だけど、
少しでもしっかりした人になりたいなあ。と思う。
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